投資信託はリスク分散投資

さて、先ほど、投資信託は投資先を分散しているため、リスクが株に比べると小さい、というようなお話をしましたが、これについてもう少しイメージしやすいように詳しく話してみたいと思います。

たとえば、こんな感じです。
ここに、AさんとBさんがいます。2人とも、ニシキゴイの養殖が仕事で、今日はニシキゴイの稚魚を仕入れに来ました。AさんBさんともに、それぞれ100匹の稚魚を仕入れて帰りました。Aさんはひとつの池にすべての稚魚を入れて、そしてBさんは稚魚をいくつかの池にわけて、育てることにしました。
ところがある日、その稚魚のうち一匹が病気になってしまいました。Aさんの場合、ひとつの池にすべての稚魚を入れていたので、病気が同じ池の稚魚全部にうつってしまい、かわいそうに全滅してしまいました。あとには何も残りません。

Bさんのところも、病気になった稚魚と同じ池にいた稚魚は死んでしまいましたが、他の池にいた稚魚は無事でした。残った稚魚の育ち方のレベルはさまざまです。イマイチなのもいれば、高値で売れるのもいる。しかし結果を平均的にみれば、まあまあ悪くない結果に終わることができました。
どうでしょう。稚魚の数を投資資金に、池の数を投資先に、そして育った稚魚の姿を各投資先の運用結果に、と置きかえて想像してもらうと、だいたいのイメージをつかんでいただけるでしょうか。すべてのお金をひとつの投資先につぎこんだら、稚魚が全滅したAさんのような結果にならないともかぎりません。これは、ひとつの銘柄にすべてを託す株への投資と似たものがあります。

しかし、Bさんのように稚魚を分散して管理すれば、すべての池に一気に同じ病気が出る可能性というのはゼロに近いですよね。投資信託の投資は、こういう考えです。投資先でコケてしまうものもあるかもしれない。運用結果がよくないところが出るかもしれない。でも、他の投資先でいくつか成長してくれるところがあれば、その分でカバーできる、ということです。投資先の分散は、こうしたリスクをできるだけ最小限に抑えるための手段といえるでしょう。

もちろん、個人でも分散投資は可能です。複数の銘柄の株を所有している人などはまさにそれにあたりますね。しかし、一般庶民にとって複数の銘柄の株を所有するというのは資金面でもなかなかキビシイものが…^^;また、これも前述のとおり、運用はすべて自己責任です。誰も運用について助け舟を出してはくれません。

あくまで個人的な意見ですが、投資の第一歩として、株というのはあまりおすすめしません。初めての投資でリターンが大きければ喜びも大きいですが、逆にダメージが大きいと立ち直れませんもん。身内に某通信系の株で大損した人がいますから^^;それよりは、一度少額の投資信託などで、投資の世界にとりあえず試しに足を踏み入れてみて、投資そのものの感覚を少しでもつかんでみる方がいいのではないかな、と思います。

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